運も実力のうちブログ

運勢と仲良くして楽しい人生を送るライフハックblogです。

未だに女が難しい

女子高、女子短出身であるにも関わらず、この歳になっても一番難しいと感じるのが女性とのコミュニケーションである。エグイくらい難しい。

 こういう話をすると多くは「女性は共感を求め」「男性は問題解決を求める」と二分されるが、共感すら求めていない女子の会話もあるし、問題解決をしたいふりをして単に「すごいね」「頑張ってるね」と言って欲しいだけの癒しを求める男性の会話も少なくない。

 

先日知り合いの女性から

「インスタで初めて自分の写真を載せたら、友達になってくださいとか、付き合って下さいとかのDMがたくさん来てすごくびっくりした」

 

というメッセージが突然来た。

 

中澤はフリーズした。

いや、私もだいぶコミュニケーションの訓練兵ではあるので、この方が自分と同学年であったり、年下の子であるならば「えー♡めっちゃいいじゃん!モテ期到来なんじゃない!?うらやまーwww」くらいの軽い返信を返して、相手の出方を見る。

 

自慢したい、嬉しい、とかなら可愛いもんじゃないですか。

こっちは全然遊びたくないけど、そういうタイミングでやたらかまって欲しがる猫みたいなもんですから、そのくらいはかまってあげてもいいのです。たまにそういう神のような広い心を見せたりします。

 

仮に、そんな軽いノリを返して「いやいや、そういうんじゃなくてめっちゃ怖くて困てんだけど」という話であれば、対策方法を提案しますし、一緒に「最近のSNSは怖いわねぇ」とババア丸出しでオホホ・オホホと締られるのです。

 

 

ですが今回は、わたしより一回りくらい年上のおひとり様のお姉さまからのメッセージだったのです。これは「取り扱い注意案件」です。その方の浮いた話も聞いたことがないし、そもそも興味もなさそうな普段の素振り。かーらーのー、急なこのメッセージ。

 

 

わたしの中で「え?え?なんて?」とラッスンが超ゴレライし始めます。

 

とりあえずジャブを打ってリアクションから判断しようと思い「Aさんかわいいですからね」とだけ返信してみました。女子のかわいいは当てにならないといわれるが、広範囲を守備できるオールラウンダーな言葉で素晴らしいと思う。かわいい文化にありがとうと言いたい。

 

すると返信が

「でも、あんな(変な)写真でくるっておかしくない?それに何も知らないで顔だけでこんなにDM送ってくる人がいるのってどうなの?」

 

 

この時点で中澤、真意が読み取れなくて少し混乱。これは純粋に「わたし魅力的アピール」ではなくSNSの文化に対して怒っているのかな?と推察しました。SNSって変なデートサイトのようなもののさくらやら、本当に出会い系サイトのような目的で使う方々も多数おられる。SNSをやっている人間であれば、1回や2回は変なメッセージをもらったことがあるだろう。彼女はそういうものを知らないのかな?と思ったので

 

SNSってそういう出会い目的で使う方もいらっしゃいますからね」

 

と返信をしておいた。「ああ~そうなの?そういうの知らなかった~物騒ね~!」という返事が来てこの会話は終了だろうと踏んでいた。だがしかしレスポンスは違った。

 

「20代の子と、50代の人に運命の人だって言われちゃった」

「あんな大した写真じゃないのに」

「みんな私の何をみて、そんなに言いよってくるのだろう?」

 

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え?知らんがな(笑)

会話の目的が分からない…「かまちょ」なら「かまちょ」でいいのだ。でも「かまちょ」にだって「慰めて」や「褒めて」「すごいと言って」「素敵だね」「励まして」とか、なんか裏の意図があるじゃろがい。だとしたら一番最初に言った「Aさんかわいいから」で満足せえや。仮にそうじゃないとしたらSNSの文化の説明もしたろがい。もう欲しい言葉はくれてやったろがい。まだか?あ?まだ欲しいのか?欲しがるよねぇ?じゃあもう少しだけ与えてやろう、最後の慈悲やぞ。

 

そう思って

「もうそれは、写真からにじみ出るAさんの雰囲気がとても優しげで華やかで包んでくれそうなすごいオーラを出しちゃってるからコンタクト取ってみたくなったんですよ~!沢山来ちゃって困ると思いますけど、もしお嫌ならお心が痛むとは思いますが、お返事を返さなくても大丈夫な世界なので、スルーしてもいいと思いますし、素敵だと思う方がいたらコンタクトを取ってみてもいいと思います。SNS楽しんでくださいね!」

 

そう送った!完璧すぎる!!超絶フォローしながら、最後しっかりフェードアウトしている!!もうこれでこの会話おしまい!!!Aさん大満足!あたしいい仕事した!全然金にならないけどいい仕事した!!

 

 

そうして来た返事が

「あんな大した写真じゃないのに」

「みんな私の何を見ているんだろう」

 

 

 

え?なんなの?

コピペなの?AIなの?

わたしずっとAIと喋ってたの?

逆にお前が何を見てるか

こっちが聴きたいわ

 

 

 

となり、私の方からフェードアウト。

すごく敗北感が残ったので、コミュ力の高い友人に連絡し

「こういう時の相手方の心理と対応を教えて欲しい」と相談。

すると

 

 

「それ、言いたいだけだよ。女子ってそういうもんじゃない?」

 

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「言いたい・・・・だけ・・?」

 

自分をサバサバした人間だと思ったことは一回もないが、目的のない会話をする心理は未だに分からない。目的なんてなんでもいいのだ。共感目的なら共感が欲しいように「ひどいと思わない?」「悲しかったの~」と言ってくれたら「それはやだよねぇ」と言える。言いたいだけってなに?聞いて欲しいだけとも違うじゃない?聞いて欲しいは「聞いてもらって少しスッキリしたい」とか目的があるから、聞けるじゃない?何?言いたいだけって、そんなんどう対応すればいいの?

 

「スルーしていいんだよ、相手は言いたいだけだから」

 

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スルーしていいの?

 

そういえば心理学者のエリック・バーン交流分析という分野を確立してその中でゲームという心理戦をしかけてくる相手がいると言っていたなぁ…。ゲームだから必ずどちらかが負けて、不快な感情を味わうようになっていて、その交流の目的自体は裏にあり今回の場合は「親」を困らせたかったのかも知れないと思ったりもした。

 

時折ひとは、親の面影や理想像を他者に投影して接してしまうことがある。「親」を困らせるようにしたいというのは、アドラー心理学的に言えば「親の注目を集めたい」つまり「愛してほしい」ということ。

 

 

そう思うと、彼女も親とうまく行かない過去があり、そのことが克服できてはいないのかも知れない…そう思うと意味不明なかまちょも多少は好意的に捉えることが出来るようになるから不思議だ。人って複雑で、めんどくさくて、可愛いのだ。

 

 

かといって、私は親でもなんでもないし、こういうことに時間もエネルギーも取られるのは大変遺憾なので、次回からスルースキルを発動させて行こうと思う。

彼女のバックグラウンドには、もちろん共感するけれど、それが原因で引き起こしている全てのコミュニケーション不全は彼女の課題だ。

 

そこは救ってあげないし、救うなんて誰にも出来ない。

自分を救えるのは自分だけ。心からそう思う。

 

だから私は、次からこういうのスルーするんだ。

わたしの女子攻略の旅は続く。